論文 ·日本語 ·未確認
徳川学の流れ : 方言学から社会言語学へ(<特集>徳川宗賢会長追悼)
- 刊行年
- 2000
- 収録
- 『社会言語科学』 2(2) pp. 2-10
- 出版
- 社会言語科学会
- 言語
- 日本語
- DOI
- 10.19024/jajls.2.2_2
- ISSN
- 1344-3909
- J-STAGE
- jajls
- CiNii CRID
- 1390001205772321920
- NDL書誌ID
- 5356202
- URI
- http://id.ndl.go.jp/bib/5356202
- CiNii NAID
- 110009569618
- URL
- https://www.jstage.jst.go.jp/article/jajls/2/2/2_KJ00008439273/_article/-char/ja/
要旨
本稿では,徳川宗賢の遺した業績を検討することによって,徳川の学問の特徴を抽出することを試みた.結果をまとめれば次のようになる.徳川は,置かれた状況に対応しつつ,自身の学問の基盤を築き上げてきた.具体的には,(a)徳川には,恩師東条操と,国立国語研究所の先輩柴田武の影響の跡が強く見られる.(b)続いて大阪大学で社会言語学講座を担当するという経験を通して,研究の対象が大きく拡大する.また,具体的な業績については,(C)『日本言語地図』のための調査,糸魚川調査,九学会連合に参加することによって個別的な研究を行うとともに,それらを踏まえたうえで,高所からする方言地理学の理論と方法の深化活動に従事した.(d)また,日本語社会の急激な変貌,日本語の国際化などの現実問題に対応する総合的,実践的な研究分野=ウェルフェア・リングイスティクスを構想した.さらに,誰もが簡単にアクセスできる情報を集積し,研究者間のネットワークを作ることを試みた.自身の思想の独自性よりも,人や環境との相互作用を重んじたところに,徳川の学風があった.
主題
この書誌の出所
- jstage— 10.19024/jajls.2.2_2(2026-08-12取得)
- cinii— 1390001205772321920(2026-08-13取得)
引用
渋谷 勝己(2000) 徳川学の流れ : 方言学から社会言語学へ(<特集>徳川宗賢会長追悼) 『社会言語科学』 2(2) pp. 2-10 社会言語科学会
渋谷2000徳川学の流れ