論文 ·日本語 ·未確認

山形市方言のモダリティ形式「ッダ」

渋谷 勝己

刊行年
2005-03
収録
『阪大社会言語学研究ノート』 7 pp. 51-61
出版
大阪大学大学院文学研究科社会言語学研究室
crid
1390009224808876160
hdl
https://hdl.handle.net/11094/23229
naid
120004945497
doi
10.18910/23229
URL
https://cir.nii.ac.jp/crid/1390009224808876160

要旨

本稿では、山形市方言のッダを取り上げて、その形式・意味・機能的な特徴を以下のように特徴づける。(a)形式的特徴と分布(a-1)ッダは不変化詞であり、つねに促音を伴う(2.1 )。(a・2)ッダは平叙文にのみ後接し、平叙文であれば述語の種類(動詞述語・形容詞述語等)は問わない(2.2.1) 。(a・3)前接形式には、蓋然性を表すモダリティ形式(ガモスンネ)や過去のケなどがある。後接形式としてはナとズがあり、主文末ではこの2 形式のいずれかと必ず共起して用いられる。ッダが単独で用いられることはない(2.2.2)。(a-4)ッダは、主文末のほか、従属節のうちス節のなかで用いられる(2.2.3) 。(b)用法(b・1)ッダは、「話し手は、ある根拠や確信・信念に基づいて、ある行動や状態が生起する/したのは自明のこと、当然のことであると考えている」といったことを表す(3.1)。(b・2)「 自明性」 といった意味と連動して、ッダは、当為表現や理由節を伴うことが多い(3.2) 。(b・3)またッダは、一定の条件のもとで、語用論的に、自身の行動の正当性の主張、聞き手にたいする非難や説得などを表すことがある(3.3) 。(b・4)ッダには聞き手目当て性がある(3 .4)。(b・5)ッダは、論理的推論が行われないという点で、ハズダと用法を異にする(3 .5)。

主題

この書誌の出所

  • cinii— 1390009224808876160(2026-08-13取得)

引用キー: 渋谷2005山形市方言のモダリテa

書誌 56,535件 語別索引 17,251件 資源 113件 研究者 303名 JSON