論文 ·日本語 ·未確認
福島方言の伝聞表現トとスケ
- 刊行年
- 2008-03
- 収録
- 『阪大社会言語学研究ノート』 8 pp. 30-45
- 出版
- 大阪大学大学院文学研究科社会言語学研究室
- 言語
- 日本語
- crid
- 1390572174762279168
- hdl
- https://hdl.handle.net/11094/23210
- naid
- 120004945478
- doi
- 10.18910/23210
- ndl_bib
- R100000136-I1390572174762279168
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1390572174762279168
要旨
本稿では福島方言の伝聞表現としてトとスケを取り上げ、その特性を記述する。トは引用標識がそのまま伝聞表現として機能するもの( §4. 1.)、スケは「ト言ワ+ケ(目撃性) 」の表現が文法化したもの(§5. 1.)である。これをふまえ、両形式の基本的意味は次のように示される。トの基本的意味 : 当該のことば、および情報が他から与えられたものであることを表す(§4.2.)スケの基本的意味 : 当該の情報が他から自分に与えられるのを話し手が目撃したということを表す(§5.2.)トとスケは、どちらも「他から与えられた情報」をマークするため、伝開表現として共通した機能を持つ(§6. 1.)。しかし、基本的意味にもとづき、以下のような相違点も見られる。a ト : 伝聞のほかに、引用標識としても用いられる。スケ : 引用標識としては使えない。(§6.2.1)b. ト : 情報源が不特定の場合でも使用される。スケ: 特定の情報源がある場合に限って使用される(§6.2.2.)c. ト : (伝聞用法の場合)独話状況では使えない。スケ : 独話状況で使える。(§6.2.3.)
主題
この書誌の出所
- cinii— 1390572174762279168(2026-08-12取得)
- ndl— R100000136-I1390572174762279168(2026-08-12取得)
引用キー: 白岩2008福島方言の伝聞表現ト