論文 ·日本語 ·未確認
福島方言の問い返し疑問 : イントネーションによる区別
- 刊行年
- 2011-01
- 収録
- 『阪大社会言語学研究ノート』 9 pp. 14-29
- 出版
- 大阪大学大学院文学研究科社会言語学研究室
- 言語
- 日本語
- crid
- 1390290699785570432
- hdl
- https://hdl.handle.net/11094/23212
- naid
- 120004945480
- doi
- 10.18910/23212
- ndl_bib
- R100000136-I1390290699785570432
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1390290699785570432
要旨
本稿では、福島方言の問い返し疑問文が2種類のイントネーションパターンをとることを示し、音声的な特徴をふまえたうえで、イントネーションによる発話意図の違いを記述した。2つのパターンのうち、(問い返し以外の)疑問文一般でも使用されるものを「疑問汎用型」、問い返しの場合にのみ使われるものを「問い返し専用型」とすると、両パターンの音声的特徴(2節)基本的意味(3 .2節)は次のようにまとめられる。a.)疑問汎用型(-↘↗) 音声的特徴 : 一語文の場合は文頭、複数の語からなる文の場合は述語部の開始点から始まって文末の手前までの間に高くなり、そのあと文末で一度下がってから上昇調をとる。基本的意味 : 相手の発話そのものは理解したうえで、事実(現実世界のことがら)について改めて問い返していることを示す b.) 問い返し専用型(_↗) 音声的特徴 : 一語文の場合は文頭、複数の語からなる文の場合は述語部の開始点から、音が低いまま推移し、文末で上昇調をとる 基本的意味 : 相手の発話がそのままでは理解できず、相手の発した言語表現そのものについての、メタ言語的なレベルでの問い返しをおこなっていることを示す 上記の基本的意味に関連して、基本的に疑問汎用型の問い返し疑問文が間接話法的な性格を示すのに対し、問い返し専用型の問い返し疑問文は直接話法的な性格を示す(3.3 節)。
主題
この書誌の出所
- cinii— 1390290699785570432(2026-08-12取得)
- ndl— R100000136-I1390290699785570432(2026-08-12取得)
引用キー: 白岩2011福島方言の問い返し疑