論文 ·日本語 ·未確認
テキストにおける総主文の考察
- 刊行年
- 2022-03-31
- 収録
- 『一橋日本語教育研究』 10 pp. 13-24
- 出版
- ココ出版
- 言語
- 日本語
- crid
- 1050026271563269632
- hdl
- http://hdl.handle.net/10086/73497
- uri
- https://hit-u.repo.nii.ac.jp/records/2056620
- ndl_bib_id
- 032093615
- issn
- 24344788
- ndl_bib
- R000000025-I013680007313434
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1050026271563269632
要旨
益岡(1987)は属性を述べる総主文の代表例として「象は鼻が長い」文を挙げているが,Yが主語と認められる構造を持ち,述語Zが評価の形容詞となった総主文がテキスト中に置かれ,主題Xが定情報名詞句になると述部焦点の解釈が難しく感じられた。それはこのタイプの総主文が属性を述べる「象は鼻が長い」型の文とは異なり,時空間的概念が関与する「が」の文(眼前描写文)に近い性質を持つからで,本研究ではその要因を述語である評価の形容詞によるものと結論づけた。発話時においてその場に存在する静的な事態が叙述の対象となる「が」の文の性質を持つ総主文は,テキストでは書き手の側へ視点が移動し,書き手自身が評価を述べる副筋(後景的な文)となり,テキストの構造化を担うものとなった。このようなテキストの現象は,文章の理解・産出に関わるもので,日本語教育では「象は鼻が長い」型の構造を持つ総主文と分けて提示する必要がある。
主題
この書誌の出所
- cinii— 1050026271563269632(2026-08-12取得)
- ndl— R000000025-I013680007313434(2026-08-12取得)
- ndl— 032093615(2026-08-12取得)
引用キー: 石原2022テキストにおける総主