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<論説>ラピタ人の起源とオーストロネシア語族の拡散 (特集 : 民族) (特集 : 民族)
- 刊行年
- 2011-01-31
- 収録
- 『史林』 94(1) pp. 5-37
- 出版
- 史学研究会 (京都大学大学院文学研究科内)
- CiNii CRID
- 1390009224846583424
- ハンドル
- http://hdl.handle.net/2433/294869
- NDL書誌ID
- 10951056
- URI
- http://id.ndl.go.jp/bib/10951056
- CiNii NAID
- 120006598574
- ISSN
- 03869369
- DOI
- 10.14989/shirin_94_5
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1390009224846583424
要旨
「民族」を科学的に定義しようとする試みにおいて近代以降に考古学が果たしてきた役割は大きい。しかし近年では言語学・考古学・形質人類学などの連携による学際的な研究が重要になっている。本論ではそうした研究の一例として、オセアニアへの人類の移動におけるラピタ人とオーストロネシア語族に関する研究を概観し、批判的検討を加えた。その結果、東南アジア島嶼部におけるオーストロネシア語族の拡散と新石器文化の成立が関連するという従来のシナリオは成立せず、オーストロネシア語族の拡散は人間集団の実際の移動にともなうよりもむしろ、地域間の交易を通じて拡散した可能性が示された。さらにオセアニアの初期居住民であるラピタ人は遺伝的に多様な起源をもつ個体により構成された集団である可能性が示された。つまりラピタなる現象は、単一の民族の移動としてではなく、むしろ「民族」や「文化」を横断するムーブメントとしてとらえられるだろう。
主題
この書誌の出所
- cinii— 1390009224846583424(2026-08-13取得)
引用
石村 智(2011-01-31) <論説>ラピタ人の起源とオーストロネシア語族の拡散 (特集 : 民族) (特集 : 民族) 『史林』 94(1) pp. 5-37 史学研究会 (京都大学大学院文学研究科内)
石村2011<論説>ラピタ人の起