論文 ·日本語 ·未確認
中世末期日本語のウチ(ニ)節における~テイルと動詞基本形 : 状態化形式の文法化をめぐって
- 刊行年
- 2001-08-31
- 収録
- 『筑波日本語研究』 6(6) pp. 139-162
- 出版
- 筑波大学大学院博士課程人文社会系日本語学研究室
- 言語
- 日本語
- crid
- 1050001202546798720
- hdl
- http://hdl.handle.net/2241/11116
- uri
- https://tsukuba.repo.nii.ac.jp/records/5976
- issn
- 1342-4793
- naid
- 120000837537
- ndl_bib
- R100000136-I1050001202546798720
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1050001202546798720
要旨
中世末期日本語のウチ(ニ)節の節述語を調査すると、現代日本語の場合と比べて~テイルの例が少ないこと、また、これらの~テイルの例には、具体的な動きのある動作継続(動的な動作継続)を表していると解釈できる例がないこと等がわかる。一方、中世末期日本語のウチ(ニ)節の節述語には、動詞基本形の例が多く、具体的な動きのある動作継続を表していると解釈できる例は、全て動詞基本形である。これらのことから、中世末期日本語の~テイルが、現代日本語の~テイルほど自由に弱進行態を表していたとは考えられず、当時の~テイルが表しにくかった部分は動詞基本形が担っていたことが窺える。また、ウチ(ニ)節の節述語に見られる~テイルと動詞基本形の分布の偏りは、ウチ(ニ)節のみにとどまらず、概ね中世末期日本語全体を通して見られるものであり、当時の~テイルの文法化の度合いを反映していると解釈するのが妥当である。すなわち、当時の~テイルは、まだ、具体的な動きのある動作継続(動的な動作継続)を十分に表せる段階ではなかったといえる。
主題
この書誌の出所
- cinii— 1050001202546798720(2026-08-12取得)
- cinii— 1571698602438503168(2026-08-12取得)
- ndl— R100000136-I1050001202546798720(2026-08-12取得)
引用キー: 福嶋2001中世末期日本語のウチ