論文 ·日本語 ·未確認
日本語学習者においしさを伝える表現
- 刊行年
- 2019
- 収録
- 『日本調理科学会大会研究発表要旨集』 31(0) pp. 56
- 出版
- 日本調理科学会
- 言語
- 日本語
- doi
- 10.11402/ajscs.31.0_56
- jstage_journal
- ajscs
- crid
- 1390001288157935744
- naid
- 130007695768
- ndl_bib
- R100000136-I1390001288157935744
- URL
- https://www.jstage.jst.go.jp/article/ajscs/31/0/31_56/_article/-char/ja/
要旨
<p>【目的】訪日・在留外国人の増加,「やさしい日本語」の需要拡大と共に,日本文化や食べ物情報を日本語で伝える機会が増えている。日本語にはオノマトペ(擬音語・擬態語)が多く,日本語母語話者は食べ物のテクスチャーを表すときによく使うが,非母語話者にとっては未知語であることが多い。母語話者と非母語話者が食べ物の話題を共有する際に有効な日本語表現を考えるため,本研究では,オノマトペ基本語彙における食べ物関連用語の取扱いの現状を明らかにする。</p><p>【方法】先行研究によって選定された日本語学習者のためのオノマトペ基本語彙に,日本語能力試験(JLPT)対策の語彙教材で見出し語として取り上げられた語彙を加え,学習語彙の候補となる語彙リスト574語(以下,学習語彙候補)を作成した。次に,学習者が優先的に学ぶ目安となる本語彙リストから,テクスチャー用語,味わい表現などの食べ物関連用語と重複する語を抽出し,日本語母語話者および非母語話者による会話コーパス(CSJおよびI-JAS。国立国語研究所『中納言』)における使用頻度を比較し,用例とともに示した。</p><p>【結果および考察】学習語彙候補には,テクスチャー用語(早川2005)のオノマトペ312語の内86語が含まれ,その他「とろん,あつあつ,つやつや,あっさり,ぱくぱく」など食感,温度,外観,味わい,食べ方などを表す語が27語あった。会話コーパスでの頻度比較では,母語話者が幅広く多くのオノマトペを使用しているのに対し,非母語話者では限定的な使用に限られていた。結果より,母語話者は非母語話者に対してオノマトペを選択的に使用すること,またオノマトペを学習者が理解できる類義語とともに提示する意識・配慮が必要だと考えられた。</p>
主題
この書誌の出所
- jstage— 10.11402/ajscs.31.0_56(2026-08-12取得)
- cinii— 1390001288157935744(2026-08-12取得)
- jstage— 10.11402/ajscs.31.0_56(2026-08-12取得)
- ndl— R100000136-I1390001288157935744(2026-08-12取得)
引用キー: 福留2019日本語学習者においし