論文 ·日本語 ·未確認
日本語の人名における表記の冗長性 : 関係形態論の観点から
秋田 喜美 ・ Kimi AKITA ・ AKITA Kimi
- 刊行年
- 2021-07
- 収録
- 『国立国語研究所論集 = NINJAL Research Papers』 21(21) pp. 1-13
- 出版
- 国立国語研究所
- crid
- 1390009225506091520
- issn
- 2186-1358
- doi
- 10.15084/00003433
- uri
- https://repository.ninjal.ac.jp/records/3449
- naid
- 120007116738
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1390009225506091520
要旨
近年の日本人名には,漢字を冗長に用いるものが散見される。「水月/mizuki/」は/zu/の部分が,「咲希/saki/」は/ki/の部分が,「花奏/kanade/」は/ka/の部分が,それぞれ2つの漢字の読みの一部となっているように見える。本稿では,これらの非規範的な名前を関係形態論の観点から分析する。「水月」型の名前は,composium(compose + symposium)のような,構成要素どうしが音韻的に一部重なる混成語と同様に扱える。一方,「咲希」型と「花奏」型については,(The) Beatles(beat + beetles)のような包含型の混成語に似ているものの,構成要素の表記をともに残している点で異なる。この独自性は,漢字を用いた命名法の創造性の一端を示している。
主題
この書誌の出所
- cinii— 1390009225506091520(2026-08-12取得)
- cinii— 1390290700507664512(2026-08-12取得)
引用キー: 秋田2021日本語の人名における