論文 ·日本語 ·未確認
英語,中国語,韓国語母語話者による日本語の動詞-動詞複合語の産出 : コーパス調査から
- 刊行年
- 2012
- 収録
- 『九州大学言語学論集』 33 pp. 155-175
- 出版
- 九州大学大学院人文科学研究院言語学研究室
- 言語
- 日本語
- crid
- 1390572174791574400
- hdl
- https://hdl.handle.net/2324/27193
- naid
- 120005315160
- doi
- 10.15017/27193
- ndl_bib
- R100000136-I1390572174791574400
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1390572174791574400
要旨
日本語の動詞-動詞複合語(以下,複合動詞)は形成部門の違いにより統語的複合動詞と語彙的複合動詞に大別される(影山,1993 他).本稿では日本語を第二言語とする学習者の発話を収録したKYコーパス(鎌田・山内,1999)を基に,英語母語話者,中国語母語話者,韓国語母語話者による二種類の日本語複合動詞の使用の変化及び学習者の母語の影響を調査した.調査結果から,(i)母語の違いによらず語彙的複合動詞の使用開始は統語的複合動詞に先行し,(ii)どの習熟度グループでも語彙的複合動詞の産出数は統語的複合動詞の産出数以上であったが,(iii)二種類の複合動詞の使用の発達過程は学習者の母語に応じて異なることが分かった.加えて,(iv)わずかに観察された誤りの分布にも,学習者の母語に応じた偏りが見られた.これらの結果は,日本語複合動詞使用・習得が学習者の母語における統語的複合動詞,語彙的複合動詞の有無に影響を受けることを示唆しており,今後,この仮説を検証するために学習者の母語の性質に着目した実験が必要と論じる.
主題
この書誌の出所
- cinii— 1390572174791574400(2026-08-12取得)
- ndl— R100000136-I1390572174791574400(2026-08-12取得)
引用キー: 穂苅2012英語中国語韓国語母語