論文 ·日本語 ·未確認

市立米沢図書館架蔵上杉文書を中心とした武士階級の日常語彙の研究

菊田 紀郎 菊田, 紀郎

刊行年
1988-1989
言語
日本語
crid
1040282257345336704
kaken
63510239
jgn
JP63510239
uri
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-63510239/
kakenhino
63510239
ndl_bib
000007034667
URL
https://cir.nii.ac.jp/crid/1040282257345336704

要旨

本研究の目的は、国語史の研究対象としてきた文芸作品・抄物・訓点資料など限定された言語生活を拡大し、江戸時代に確立したとされる士・農・工・商という身分の最上位に位置する武士階級の日常語を明白に浮き出たせてみたいというところにあり、位相語の概念の検討もしたい。 この目的に到達するには、おおむね三方面からのアプロ-チが考えられようが、第一のステップは主に昨年度の研究で、第二・第三のステップは本年度のそれで考察を重ねてみた。以下、順次にその概要をまとめていきたい。 1.上杉文書の性格を想定するための書誌的研究。ーー裏面の雑誌論文の冒頭及び第二、図書欄に記載した論文がそれである。 2.上杉文書そのものの中で使用されている武士階級の日常語の索引化。ーー『裁品謾話』の国語学的研究並びに『消息手本』の和訓。 3.上杉文書に記された武士詞の国語史的観点からの位置づけ。ーー茶書と「茶入」及び茶人像の典型がそれに該当する。 更に、研究成果報告書に付載したが、「国語資料としての『上杉輝虎公祈願文考證』」によって、中世末の武士階級の使用した漢語転義の経過も、一部考察できたと思う。 全般を通してみれば、文書の対象とする人物の次元に応じ、幼児に対してはそれ相応の、また、識字意識のうすい層には漢字の字義をすてた表記をとるなど、著述した武士の配慮が行き届いているのが目につく。国語史を織りなしてきたのは、その時代・時代に生きた普通の人々であることを痛感させられたことを記し、まとめとしたい。

主題

この書誌の出所

  • cinii— 1040282257345336704(2026-08-12取得)
  • ndl— 000007034667(2026-08-12取得)

引用キー: 菊田市立米沢図書館架蔵上

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