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論文 ·日本語 ·未確認

『雨月物語』『春雨物語』の過去・完了助動詞のテクスト機能

藤井 俊博

刊行年
2020-03
収録
『同志社大学日本語・日本文化研究』 17 pp. 5-18
出版
同志社大学日本語・日本文化教育センター
言語
日本語
NDL書誌ID
030302924
CiNii CRID
1390853649846544512
URI
https://doshisha.repo.nii.ac.jp/records/27333
NDL書誌ID
030302924
CiNii NAID
40022182582
ISSN
21868816
DOI
10.14988/pa.2020.0000000212
URL
https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I030302924

要旨

本稿は、上田秋成の読本『雨月物語』『春雨物語』に用いられた文末助動詞のテクスト機能を考察する。『雨月物語』では、解説的叙述で「けり」を用いるが、段落末では「ぬ」、文章末尾では連体形終止の「ける」や係り結びの「ぞ~ける」「なむ~ける」が用いられる。このような「けり」や「ぬ」を軸にした文章構造は平安時代以降の物語の形式を受け継ぐものである。一方『春雨物語』では、全体に過去「き」完了「たり」が多い点に特徴がある。段落末尾では「けり」「ぬ」の他、「たり」による場合がある。また、段落末尾や文章末尾で「き」「しとぞ」「しとなむ」などにテクスト機能の窺える例があり、特徴的である。総じて、「けり」「ぬ」による枠を作る文章構造は両作品に認められるが、完了の助動詞「たり」や「き」「し」などが活用される『春雨物語』の叙述に新たな表現の工夫がある。

主題

この書誌の出所

  • ndl— 030302924(2026-08-12取得)
  • cinii— 1390853649846544512(2026-08-13取得)

引用

藤井 俊博(2020-03) 『雨月物語』『春雨物語』の過去・完了助動詞のテクスト機能 『同志社大学日本語・日本文化研究』 17 pp. 5-18 同志社大学日本語・日本文化教育センター

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