論文 ·日本語 ·未確認

名詞句位置のカの歴史 : 選言・不定用法を中心に

衣畑 智秀 岩田 美穂

刊行年
2010
収録
『日本語の研究』 6(4) pp. 1-15
出版
日本語学会
言語
日本語
doi
10.20666/nihongonokenkyu.6.4_1
issn
1349-5119
jstage_journal
nihongonokenkyu
crid
1390001205786289920
ndl_bib_id
10847832
uri
http://id.ndl.go.jp/bib/10847832
naid
110008660845
ndl_bib
10847832
URL
https://www.jstage.jst.go.jp/article/nihongonokenkyu/6/4/6_KJ00007224662/_article/-char/ja/

要旨

本稿では,現代日本語に見られる,カの名詞句位置の用法のうち,特に選言,不定の成立過程を明らかにした。カは中古まではほぼ疑問の助詞として用いられていたが,覚一本平家物語に文末で選言と意識される用法が見られ,その後15世紀以降名詞句の位置で選言の用法を発達させていく。不定は従来江戸後期から見られるとされていたが,本稿ではその前段階として副詞的な不定の用法が見られることを示した。従来の歴史変化の記述は,ある特定の用法が特定の時代にあるかないかを問題にするものが多かった。それに対し本稿では,用法は突然発生するものではなく,漸次的に成立していくものであることを,構文的観点から再現性の高いデータを提示することで示した。また,以上と間接疑問を含めたカの歴史は,名詞性の獲得と疑問詞との共起性という点から記述できることを論じた。

主題

この書誌の出所

  • jstage— 10.20666/nihongonokenkyu.6.4_1(2026-08-12取得)
  • cinii— 1390001205786289920(2026-08-12取得)
  • ndl— 10847832(2026-08-12取得)

引用キー: 衣畑2010名詞句位置のカの歴史

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