論文 ·日本語 ·未確認
多義語の語義間類似度の地域差に見る多義ネットワークの構成:現代日本語形容詞「あまい」を題材に
- 刊行年
- 2024
- 収録
- 『Evidence-based Linguistics Workshop 発表論文集』 3 pp. 27-35
- 出版
- 国立国語研究所
- crid
- 1390301839610140928
- uri
- https://repository.ninjal.ac.jp/records/2000333
- doi
- 10.15084/0002000333
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1390301839610140928
要旨
本発表では現代日本語の多義語の語義間類似度を地域別に調べた結果を報告し,多義ネットワーク構成の地域的な差異について検討する。従来,個人間の差異の抽象(国広1982)に基づき,大多数の人々の共有部分に対する分析が作業原則とされ,共通語を対象に調査・分析がなされることが多かった。しかし,多義語の運用には地域的な差異があることが方言辞典などで報告されている。本発表で報告する調査では現代日本語形容詞「あまい」が「関西のみそしるはあまくてどうも口にあわない。」(飛田・浅田1991: 31-32)といった例文において〈塩分がたりない様子〉を表す際,「うすい」,「みずくさい」などの異なる形式で代替する地域があること(石垣 1983)に着目し,題材とした。Yahoo! クラウドソーシングで日本の11地域ごとに「あまい」の例文を用いて語義間類似度を調査した結果に基づき,各地域で構成される多義ネットワークの差異を報告する。
主題
この書誌の出所
- cinii— 1390301839610140928(2026-08-12取得)
引用キー: 西内2024多義語の語義間類似度