論文 ·日本語 ·未確認
大阪方言におけるノダ相当表現 : ノヤからネンへの変遷に注目して
- 刊行年
- 2013-02
- 収録
- 『阪大日本語研究』 25 pp. 53-74
- 出版
- 大阪大学大学院文学研究科日本語学講座
- crid
- 1390866882743934208
- hdl
- https://hdl.handle.net/11094/24852
- ndl_bib_id
- 024582865
- uri
- http://id.ndl.go.jp/bib/024582865
- naid
- 40019659253
- issn
- 09162135
- doi
- 10.18910/24852
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1390866882743934208
要旨
本稿では、大阪方言のノダ相当表現の中からノヤ、ネヤ、ネンヤ、ネンという4 つの形式を取り上げ、その異同を形式と意味の両面から記述した。その結果、以下のことがわかった。(a)ノヤはおおむね共通語のノダと同様の形式的振る舞いを見せるが、その他の3 形式は、活用の有無、過去形への接続、ヤの脱落、コピュラへの接続という点でそれぞれ少しずつ違った振る舞いを見せる。中でもネンは、もっとも終助詞化の進んだ形式と言える。(b)意味面では、ノヤ、ネヤ、ネンヤの間に形式面ほどの明確な違いは見られないが、対人的用法の中に命題処理度のスケールを導入することで、ネンはノヤに比べて命題処理度が小さい、つまり、聞き手に伝える機能により特化した形式であるということが言える。したがって、同じ対人的用法でも、より命題処理度が大きい発話ではネンが使いにくい。そして、4 つのノダ形式がこういった特徴を見せる背景として、「ノヤ→ネヤ→ネンヤ→ネン」という変化の過程を考察した。そして、次のことがわかった。(c)形式面における4 形式の違いは、ノヤからネンへという変化のそれぞれ違う段階にあるからである。各形式における意味面の違いは、形式面ほど明確なものではないが、想定できる変化の方向性は形式面の変化と対応している。
主題
この書誌の出所
- cinii— 1390866882743934208(2026-08-12取得)
引用キー: 野間2013大阪方言におけるノダ