論文 ·日本語 ·未確認
近畿方言におけるネン・テンの成立 : 昔話資料を手がかりに
- 刊行年
- 2014-02
- 収録
- 『阪大日本語研究』 26 pp. 51-69
- 出版
- 大阪大学大学院文学研究科日本語学講座
- crid
- 1390303932790525056
- hdl
- https://hdl.handle.net/11094/50082
- ndl_bib_id
- 025393996
- uri
- http://id.ndl.go.jp/bib/025393996
- naid
- 120005473153
- issn
- 09162135
- doi
- 10.18910/50082
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1390303932790525056
要旨
本稿では、近畿方言におけるノダ相当形式であるネンとテンの成立過程について、昔話資料をもとに考察する。昔話資料に現れるノダ相当形式を調査した結果、以下のような特徴があった。① ンヤなどのン系の多くは過去形に後接し、ノヤなどのノ系は相対的に非過去形につくことが多い。② ネンとテンの使用には地域差があり、ネンは使わないがテンは使うという地域がある。そして、これらのことから、ネンとテンの成立過程について、以下のように考えた。③ ネンとテンは別のルートで成立した。④ テンはタンヤが母音変化、ヤの脱落という過程を経てできた。⑤ ネンは、ノヤが母音変化したネヤが、テンからの類推でできた。これらのことは、ネンが過去形に後接できず、意味的にテン=タ+ネンとなっている非対称的な現在の体系への説明になりうる。
主題
この書誌の出所
- cinii— 1390303932790525056(2026-08-12取得)
引用キー: 野間2014近畿方言におけるネン