論文 ·日本語 ·未確認

大阪方言の平叙文における「ネンナ」 : 「ネン」に固有の意味特徴

野間 純平

刊行年
2019-07
収録
『阪大社会言語学研究ノート』 16 pp. 35-54
出版
大阪大学大学院文学研究科社会言語学研究室
言語
日本語
crid
1390572174768470144
hdl
https://hdl.handle.net/11094/73638
naid
120006769849
doi
10.18910/73638
ndl_bib
R100000136-I1390572174768470144
URL
https://cir.nii.ac.jp/crid/1390572174768470144

要旨

本稿は、大阪方言のノダ相当形式である「ネン」が、同じくノダ相当形式である「ンヤ」と比 べて意味的にどのように異なるかを「ネンナ」という形式を通して考察したものである。具体的には、「ネンナ」という形式を、「ネン」が「ンヤ」に置き換えられるかという観点で分類し、そこから「ンヤ」にはない「ネン」に固有の意味特徴を明らかにした。本稿で明らかにしたことは以下のとおりである。(a)「ネンナ」の持つ用法のうち、〈確認要求〉と〈把握〉は「ンヤナ」に置き換えることができ、〈認識共有〉と〈情報提示〉は「ンヤナ」に置き換えることができない。(b)「ンヤナ」に置き換えられない〈認識共有〉と〈情報提示〉の「ネンナ」には、「話し手の判断を介さない」「聞き手に一方的に伝える」という共通した意味特徴がある。「ンヤナ」に置き換えられる〈把握〉および〈確認要求〉の用法はこの特徴を欠いている。(c)「ンヤナ」にはなく「ネンナ」に固有の意味特徴は、文末の「ネン。」が持つ「ンヤ。」にはない固有の意味特徴とおおむね一致しており、ここから、少なくとも文末および「ナ」が続く環境においては、「話し手の判断を介さない」「聞き手に一方的に伝える」が「ネン」に固有の意味特徴であると考えられる。

主題

この書誌の出所

  • cinii— 1390572174768470144(2026-08-12取得)
  • ndl— R100000136-I1390572174768470144(2026-08-12取得)

引用キー: 野間2019大阪方言の平叙文にお

書誌 34,896件 語別索引 17,251件 資源 113件 研究者 303名 JSON