論文 ·日本語 ·未確認
日本語におけるモンゴル語からの借用語 : 母音の音韻変化に着目して
- 刊行年
- 2025-02
- 収録
- 『東アジア文化研究』 12 pp. 15-26
- 出版
- 國學院大學大学院文学研究科
- crid
- 1390022853126553344
- uri
- https://k-rain.repo.nii.ac.jp/records/2001634
- ndl_bib_id
- 034093307
- issn
- 24238422
- doi
- 10.57529/0002001634
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1390022853126553344
要旨
日本語には借用語が多く存在し、借用元の言語と日本語の音韻構造が異なる場合、日本語の特徴に合わせるため、さまざまな音韻変化が生じる。本稿はこのような音韻変化に着目し、特に母音の変化特徴を明らかにするため、日本語におけるモンゴル語からの借用語を研究対象とし、借用過程に見られる母音の音韻変化について調査を行った。その結果、母音の音韻変化は母音対応、母音挿入、母音削除の3種類に分けられることを明らかにした。母音対応は母音の弁別素性と関わり、/a→a/、/ə→e/、/i→i/、/ɔ,ʊ→o/、/ɵ,u→ɯ/(モンゴル語→日本語)の対応が観察される。母音挿入はCVC音節の尾子音直後に現れ、挿入される母音は基本的に先行研究の指摘と同じであるが、調査語の中国語発音やモンゴル語の文字と音声の乖離という特徴に影響される場合もあり、異なる特徴を示している。母音削除はほぼ語末の長母音に現れ、音節の有標性制約が関係していると考えられる。
主題
この書誌の出所
- cinii— 1390022853126553344(2026-08-12取得)
引用キー: 金2025日本語におけるモンゴ