論文 ·日本語 ·書誌確認済
近代雑誌コーパスにおける漢語語彙の特徴:BCCWJとの比較から
間淵, 洋子 ・ 間淵 洋子 ・ MABUCHI Yoko ・ ヨウコ マブチ ・ Yoko Mabuchi
- 刊行年
- 2017
- 収録
- 『国立国語研究所論集』 13(13) pp. 143-166
- 出版
- 国立国語研究所
- 言語
- 日本語
- crid
- 1390853649698123008
- uri
- https://repository.ninjal.ac.jp/records/1392
- ndl_bib_id
- 028437601
- naid
- 120006319944
- issn
- 2186-134X
- doi
- 10.15084/00001376
- openalex
- W7144147020
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1390853649698123008
要旨
近代語と現代語の形態論情報付きコーパス『日本語歴史コーパス 明治大正編I 雑誌』と『現代日本語書き言葉均衡コーパス』を用いて,近代と現代との漢語語彙の比較を試みた。コーパスから網羅的に漢語を抽出・調査した結果,近代と現代との漢語語彙の差異および変化について以下の実態が明らかになった。 ①近代・現代を通じて,異なりで約50,000語の漢語が用いられており,うち,近代・現代で共通して使用の見られた漢語はほぼ半数の約22,400語,近代のみで使用の見られた漢語が約19,400語(「発兌」「状師」「英人」「征清」「邦国」など),現代のみで使用の見られた漢語が約7,700語(「支援」「介護」「強化」「本格」「展示」など)で,近代では現代に比して豊富な漢語語彙を有していた。 ②使用頻度の有意差検定結果では,近代・現代で共通して用いられていた漢語のうち,約42%の語(「問題」「世界」「以上」「研究」「経済」など)では,両時代を通して有意な差が見られなかったが,約31%の語(「今日」「吾人」「憲政」「列国」「世人」など)は現代での使用が近代より減少,約27%の語(「時間」「意味」「可能」「企業」「利用」など)は増加しており,時代により使用が減衰・増大する漢語が見られた。これらの変化・不変化には,近代における漢語の使用頻度に基づく語彙レベルとの相関が見られた。 ③近現代における漢語語彙の相違・変遷(語の消失・減少や増加・出現)は,時代背景・社会情勢の影響が大きいもの,周辺語彙との勢力変動等によるもの,文体などの表現類型の変遷に関わるもの,言説・トピックの時代差によるものなど,様々な要因が見られた。
主題
この書誌の出所
- refs:sino_japanese— 間淵2017近代雑誌の漢語語彙(2026-08-12取得)
- cinii— 1390853649698123008(2026-08-12取得)
- openalex— W7144147020(2026-08-12取得)
引用キー: 間淵2017近代雑誌の漢語語彙