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「取り持つ」の歴史 : 個別語複合動詞史として
- 刊行年
- 2026-03-31
- 収録
- 『名古屋言語研究』 20 pp. 1-14
- 出版
- 名古屋言語研究会
- 言語
- 日本語
- crid
- 1390308898599099008
- hdl
- http://hdl.handle.net/2237/0002015089
- uri
- https://nagoya.repo.nii.ac.jp/records/2015089
- ndl_bib_id
- 034651846
- issn
- 18818072
- doi
- 10.18999/nagl.20.1
- openalex
- W7168092449
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1390308898599099008
要旨
前項と後項の両者が本来の意味を失っている「熟合構造」の複合動詞は従来の複合動詞史研究ではあまり扱われてこなかった。本稿は、熟合構造の複合動詞「取り持つ」の歴史的変遷を概観したものである。「取り持つ」をA類(物体を手にする意を表すもの)とB類(物体を手にする意を表さないもの)に大別し、上代から近世までの歴史を追った。その結果、上代から近世前期までA類とB類が共存していたこと、B類の用法が中世後期から近世前期にかけて変化していること、A類が衰退するのは近世後期であることからその衰退要因がB類の成立であるとは考えにくいことなどが明らかとなった。これらは複合動詞史において注目すべき事実であり、熟合構造の複合動詞についての個別語史的検討(個別語複合動詞史)が、複合動詞全体の歴史構築にも寄与することを示すものといえる。
この書誌の出所
- cinii— 1390308898599099008(2026-08-12取得)
- openalex— W7168092449(2026-08-12取得)
引用キー: 阿部2026取り持つの歴史