論文 ·日本語 ·未確認
形態的手法と統語的類型の内的関連について—アルタイ型言語の用いる接頭辞に注目して—
- 刊行年
- 2025-02-28
- 収録
- 『東京外国語大学論集』 109 pp. 1-18
- 出版
- 東京外国語大学
- crid
- 1390866415333526016
- hdl
- http://hdl.handle.net/10108/0002001000
- uri
- https://tufs.repo.nii.ac.jp/records/2001000
- issn
- 04934342
- doi
- 10.15026/0002001000
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1390866415333526016
要旨
本稿ではある言語の基本語順や標示位置による統語類型と、その言語が用いる形態的手法の間に内的関連があるのかどうかについて、対照言語学的・言語類型論的に考察する。具体的には、SOV(head-final)語順で従属部標示型の言語(アルタイ型の言語)は接頭辞をあまり用いないのか、もしこれを用いているならば、その接頭辞に何らかの機能的な偏りがあるのか、という点について考察する。6つの言語(日本語、朝鮮語、モンゴル語、トルコ語、ナーナイ語、エスキモー語)について対照を行った後、World Atlas of Language Structuresの掛け合わせ機能を使用して類型的な分析を行った。対照の結果、アルタイ型の言語のいくつかにも、その独立度の違いをひとまず措けば、ある程度類似した意味(指小辞的意味や程度の強め)の接頭要素のあることが観察された。アルタイ型言語における接頭辞と接尾辞の性格の違いも指摘した。類型的な分析の結果、接頭辞型/接尾辞型の言語の違いは、基本語順や標示位置による統語的な類型と強い相関があることを示した。
主題
この書誌の出所
- cinii— 1390866415333526016(2026-08-13取得)
引用キー: 風間2025形態的手法と統語的類