報告 ·日本語 ·未確認
授受動詞「(て)やる/(て)あげる」使用の一考察 : コミュニケーションに示唆することは何か
- 刊行年
- 2018-02-15
- 出版
- 東洋学園大学
- 言語
- 日本語
- crid
- 2120589364566467968
- uri
- https://togaku.repo.nii.ac.jp/records/103
- ndl_bib
- R000000025-I008690002766895
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/2120589364566467968
要旨
本稿は,日本語の授受動詞「~てやる」「~てあげる」について,日本語を母語とする若者を対象にアンケートを実施し,その使用に関して調査,検討したものである。本来授受動詞の「~てやる」は目下や動植物に対して使われる表現であるが,近年「~てやる」を使用すべき所で「~てあげる」が使用されることが多くなってきた。また,「野菜は良く煮込んであげましょう」など,物(無生物)に対して「~てあげる」が使われる例も多くみられる。このような授受表現の変化は社会言語学的にみて日本人独特の感性に加え,社会の多様化による過剰な気配り,さらに自己防御の現れではないかと考える。このような授受表現はコミュニケーションにおいても重要な意味をもつようになってきており,日本の言語と社会を結ぶ重要な役割を担っている。日本人の話し手に対する姿勢と授受表現がコミュニケーションに与える影響を考察する。
この書誌の出所
- cinii— 2120589364566467968(2026-08-12取得)
- ndl— R000000025-I008690002766895(2026-08-12取得)
引用キー: 飯尾授受動詞てやるてあげ