論文 ·対照・比較 ·未確認
琉球語波照間方言の研究
- crid
- 1040282257464911104
- kaken
- 10J06081
- jgn
- JP10J06081
- uri
- https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-10J06081/
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1040282257464911104
要旨
本年度は、これまでの調査から得たデータをまとめ、まとめる過程で不足部分を明確にし、博士論文執筆を進めることが目標であった。博士論文の完成に向け、一年を通して担当教官と各章、個々のトピックについて定期的に議論する機会を設け、打ち合わせを行った。現段階において執筆内容等、全体的な骨組みはすでに固まっており、おおむね順調に進んだ。 博士論文の執筆活動に専念していたため、本年度はフィールドワークや発表活動が例年に比べ少なかった。発表活動では、昨年度のアクセントに関する考察をまとめたものを共同発表した(研究発表の学会発表2件目)。この成果は、波照間方言の基本的な母音・子音体系を分析・記述する際にも大きな手掛かりとなった。この他に、波照間方言の述語構造に関する発表を行っており(研究発表の学会発表1件目)、この発表を論文にまとめたものが「北方言語研究」に受理された(研究発表の雑誌論文)。これまで波照間方言の述語構造を、周辺の琉球諸語で用いられる分析方法に倣い、形態論(動詞形式)のみで記述しようと試みていた。しかし形態論のみに頼るこの手法は、波照間方言には最適とは言えず、形態論のみではなく、接語を含む統語論によっても記述されることが適していることを示唆した。 本研究の目的は、琉球語波照間方言の総合的な記述文法書を完成させ、その成果を言語学一般と、地元コミュニティに還元することである。博士論文完成の際には、琉球諸語の中でも数少ない記述文法書になる。
主題
この書誌の出所
- cinii— 1040282257464911104(2026-08-13取得)
引用キー: 麻生琉球語波照間方言の研