論文 ·対照・比較 ·未確認
日琉諸語の記述言語学を対象としたメタ研究の試み : 南琉球諸語の過去40年間の語彙研究の評価と課題
麻生 玲子 ・ セリック ケナン ・ 中澤 光平 ・ ASO Reiko ・ CELIK Kenan ・ NAKAZAWA Kohei
- 刊行年
- 2022-07
- 収録
- 『国立国語研究所論集』 pp. 75-98
- 出版
- 国立国語研究所
- 言語
- 日本語
- crid
- 1390574411905480320
- uri
- https://repository.ninjal.ac.jp/records/3584
- issn
- 2186-1358
- doi
- 10.15084/00003567
- ndl_bib
- R100000136-I1390574411905480320
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1390574411905480320
要旨
本論文では,過去40年間の南琉球の語彙研究を事例に,従来の調査方法や成果に対して詳細な評価を行い,それに基づき,日琉諸語を対象に多地点で詳細な語彙研究を行うという目的を達成するための効果的な研究方法について論じる。過去40年間に行われた南琉球の語彙研究成果を収集および評価した結果,研究者と母語話者が協力して行うハイブリッド型研究が,質と量の両面から最も有効な研究手段であることが分かった。このため,今後の語彙研究にとってハイブリッド型の研究形態を積極的に活用していくことが大きな可能性を秘めていると主張する。一方で,南琉球諸語は消滅危機言語であるため研究期間に制限があるにもかかわらず,語彙研究が行われている地点には激しい偏りが存在していることも指摘する。この問題に対して,ハイブリッド型研究であっても面接調査のみに頼ることは非現実的であることを明らかにし,語彙収集に関わる作業を一部遠隔化することで解消できると指摘する。以上の結果を踏まえ,我々が実施している事例を参照しながら,作業を細分化・分担し,各自が居ながらにして作業を効率的に行うハイブリッド遠隔型の語彙研究を提案する。
主題
この書誌の出所
- cinii— 1390574411905480320(2026-08-12取得)
- ndl— R100000136-I1390574411905480320(2026-08-12取得)
引用キー: 麻生2022日琉諸語の記述言語学