学位論文 ·日本語 ·未確認
東京大學國語硏究室所藏淸原宣賢の訓点本 『中庸章句』と『經典釋文』の比較硏究 : 音素を中心として
- 刊行年
- 2017-01-01
- 言語
- 日本語
- openalex
- W3132024286
- mag
- 3132024286
- URL
- https://openalex.org/W3132024286
要旨
本稿の硏究資料である淸原宣賢(1475~1550)の訓点本『中庸章句』は、現在東京大學國語硏究室に所藏(請求記號:21H:11、登錄記號:4803718537)されている日本の戰國時代の文獻である。本文獻の著者は上記の淸原宣賢であるが、表紙にはそれ以外に「兼右卿十三歲御筆」として書寫者が示されている。この「兼右」は吉田家門の養子になって改姓した淸原宣賢の次男である吉田兼右(1516~1573)である。これに依ると、本稿の硏究資料である淸原宣賢の訓点本『中庸章句』は吉田兼右が13歲であった1528年(大永8年)に作られたことを知ることができる。 本稿の硏究資料は今まで出版されていない上、東京大學圖書館サイトにも公開されていないため、これと直接的に連關した硏究は余り見られない。從って、本稿は訓点本に對する硏究の試みとして、淸原宣賢の訓点本『中庸章句』に訓点と一緖に表記された分節音素に準じて音讀みを表わした?名、及び、超分節音素を表わした聲点を中心として、『經典釋文·卷第十四』に現れる『禮記·中庸』に對する音切(直音及び反切)との比較を通じて、日本の訓点本に中國原書の音義が如何に反映されたのかを探求しようとするのである。 本稿で進めてきた淸原宣賢訓点本『中庸章句』と『經典釋文』音切の比較で得られた情報は以下のとおりである。 分節音素と超分節音素の對應は、殆どの例で規則的である。 分節音素では、慣用音として現れた例外以外に目立つ問題はない。 超分節音素としては、沼本克明(1987/2008)と佐?木勇(1988)などで指摘された日本漢字音內部の「去聲→上聲」の變調が幾つが見られたが、數は多くなかった。類推(analogy)に依って現れた聲点もある程度見られた。 無論、今回の硏究では、『經典釋文』のみと比較を進めたため、資料の範圍は充分とは言えない。今後の硏究では『經典釋文』との對應以外の例に對しても整理し、不足部分も補っていきたい。
主題
この書誌の出所
- openalex— W3132024286(2026-08-13取得)
引用キー: 한경호2017