論文 ·日本語 ·未確認
日本語の「南北型方言分布」研究のための言語地図一覧
- 刊行年
- 2013-03-01
- 出版
- National Institute of Informatics
- 言語
- 日本語
- openalex
- W7162911085
- URL
- https://glim-re.repo.nii.ac.jp/record/3306/files/kenkyunenpo_60_21_79.pdf
要旨
日本語の方言分布における「南北型方言分布」の研究は、柴田武(1963)の指摘にはじまり、従来、数点の言語地図の指摘に留まっていたが、その後、20 を超える言語分布現象を指摘できた(安部2012.2 にて該当現象を列挙)。安部(1999.9)での5 葉の図以降の新たな候補図については未提示であったが、本稿では、当該地図を共有して研究を広く進めていくために、現時点で該当すると考えられる言語地図25 図を一括して掲載し、それらについて、出典、該当語形とその分布特徴、境界線の位置ほかについて若干の補足情報を記載する。「南北型方言分布」の「南北方言境界線」の地理言語学的位置は、日本列島内だけではく、アジアでは、中国語、朝鮮語それぞれの方言境界線に連続し、さらに、西洋側のインド・ヨーロッパ語の二大語派Centum-Satem の境界線との間にも、共通する言語現象が認められた(安部2013.3『東洋文化研究』15)。その意味で、日本の「南北型方言分布」は、世界規模での言語史研究上も重要な研究課題となるが、それに該当するこれら掲載言語地図の解釈も、その基礎的研究として、今後の重要な方言研究の課題である。(末尾に安部(2013.3)での音韻変化の修正を付す。
この書誌の出所
- openalex— W7162911085(2026-08-13取得)
引用キー: ABE2013