論文 ·日本語 ·未確認

「音声」の語史

Satoru Akutsu

刊行年
2023-03-25
出版
National Institute of Informatics
言語
日本語
openalex
W7146451904
URL
https://takushoku-u.repo.nii.ac.jp/record/687/files/nk0008_01.pdf

要旨

「音声」という語の語史について,文献資料(データベースやコーパスを利用)をもとに探った。その結果,次のことがわかった。(A)現代日本語の「音声」は,《技術的に扱う音》を表すことが多い。(B)「音声」には,奈良時代から,《(人の)声》や《楽器の音》を表す用法があった。(C)「音声」は,少なくとも平安時代以降,「おんじやう」と読まれたが,江戸時代に「おんせい」という読みが生まれ,明治以降,「おんせい」が一般的になった。(D)「音声」は,明治以降,《言語音》,とくに《単位音》を表すのに使われることが多くなった。(E)《言語音》を表す用語には,明治期に,「音韻」,「音声」,「声音」などがあったが,昭和初期以降,音韻論における音概念には主に「音韻」が,音声学における音概念には主に「音声」が使われるようになった。

主題

この書誌の出所

  • openalex— W7146451904(2026-08-12取得)

引用キー: Akutsu2023

書誌 34,896件 語別索引 17,251件 資源 113件 研究者 303名 JSON