論文 ·日本語 ·未確認
中国語を母語とする日本語学習者の発話における漢語使用の実態:「多言語母語の日本語学習者横断コーパス」を用いた調査
- 刊行年
- 2020-03-01
- 出版
- National Institute of Informatics
- 言語
- 日本語
- openalex
- W7144838574
- URL
- https://hdl.handle.net/20.500.14094/90007761
要旨
本研究は,大規模な日本語学習者コーパスを利用し,様々な習熟度段階にある中国語を母語とする日本語学習者の話し言葉における漢語の使用実態を明らかにすることを目指す。具体的には,(1)総語数・(2)総種類数・(3)語彙難度・(4)上位語の内容という点で,中国語を母語とする日本語学習者の漢語使用はどのような特徴を持っているのか,という4つのRQを設定し,また,それぞれのRQについて,(1)中国語を母語とする学習者の漢語使用は日本語母語話者,および,他の母語を持つ学習者と比べてどのような違いがあるか,(2)習熟度はどのように影響しているのか,という2つの観点から考察を行う。その結果,(1')中国語を母語とする学習者の漢語使用は不十分であること,(2')漢語使用が不十分であるという問題は,中国語を母語とする学習者だけではなく,韓国語および英語を母語とする学習者も持っている問題と言えること,(3')習熟度の上昇につれて,中国語を母語とする学習者の漢語使用は日本語母語話者に接近しているが,母語話者との距離はまだ大きいこと,が明らかになった。
主題
この書誌の出所
- openalex— W7144838574(2026-08-13取得)
引用キー: Deng2020