論文 ·日本語 ·未確認
Urbanism and Personal Networks:
Ken Harada ・ Hidehiro Sugisawa
- 刊行年
- 2014-01-01
- 収録
- 『Japanese Sociological Review』 65(1) pp. 80-96
- 出版
- Japan Sociological Society
- 言語
- 英語
- openalex
- W114815016
- doi
- 10.4057/jsr.65.80
- mag
- 114815016
- issn
- 0021-5414
- URL
- https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsr/65/1/65_80/_pdf
要旨
本稿は, パーソナル・ネットワークに対する都市効果を, 階層的に異なる水準で測定された変数を扱うマルチレベル分析を用いて明らかにすることを目的とした. 具体的には, 個人レベルの属性の影響を統制したうえで, 地域レベルの都市度が, 親しい親族・隣人・友人数およびその空間的分布に及ぼす文脈効果を検討した. データは, 東京都, 神奈川県, 埼玉県, 千葉県内の30自治体に居住する25歳以上の男女4,676人から得た.分析の結果, 第1に, 親族総数の地域差は居住者の個人属性の影響を統制すると消失した. しかし都市度は親族関係の空間的分布に影響を及ぼしていた.都市度が高いほど近距離親族数は減少していたのである. 大都市の親族関係は, 規範的ではなく選択的であり, 空間的に分散したネットワークである点が示唆された. 第2に, 都市度が高いほど隣人数は減少していた. 第3に, 友人総数の地域差は居住者の個人属性の影響を統制すると消失した. しかし都市度は友人関係の空間的分布に影響を及ぼしていた. 都市度が高いほど, 中距離友人数が増大していたのである. 都市度は, 都市圏全体に広がる友人資源へのアクセス可能性を高めている点が示唆された.
主題
この書誌の出所
- openalex— W114815016(2026-08-13取得)
引用キー: HaradaSugisawa2014UrbanismPersonalNetworks