論文 ·日本語 ·未確認

Representations of Morphological Types and Application of Rules

Masahide Ishihara 昌英 石原

刊行年
1992-12-01
出版
University of the Ryukyus
言語
英語
openalex
W2730171905
mag
2730171905
URL
http://hdl.handle.net/20.500.12000/15191

要旨

本稿では、複合語形成と接辞添加は表示(representation)が異なるというInkelas(1989)等の仮説に着目し、日本語動詞の分節音規則の適用に見られる接辞語と複合語の違いの説明を試みる。例えば、過去を表す接尾詞(-ta)の接辞が起こると、二つの子音が隣接するという環境で様々な規則が適用されて音の変化が起こる。しかし、似たような環境を造りだすと思われる複合語では、接辞語に見られるような音の変化が起こらない。これには、二つの異なる要因がある。まず、接辞語と複合語では造りだされる(音韻規則が適用する)領域の数が異なるという形態型表示の違いがある。つまり、接辞語は一つの領域を持ち、複合語は二つの領域を有する。次に、問題の音韻規則が一つの領域内で隣接する二つの子音にのみ適用されるという規則の特質がある。つまり、子音の隣接という条件は、領域を一つしか持たない接辞語でのみ満たされる。複合語内で隣接すると見られる二つの子音は、厳密の意味では(規則適用の観点からは)隣接していない。従って、問題の規則は接辞語でのみ効力を発し、複合語では適用されない。本稿ではまた、この問題に関する語彙的音韻論(Lexical Phonology)的な説明の問題点を指摘して適当ではないことを論ずる。

主題

この書誌の出所

  • openalex— W2730171905(2026-08-13取得)

引用キー: Ishihara1992Representa

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