論文 ·日本語 ·未確認
動作性を持つ日本語[V+N]型複合名詞の成立条件
- 刊行年
- 2019-03-31
- 出版
- National Institute of Informatics
- 言語
- 日本語
- openalex
- W7145810823
- URL
- https://hit-u.repo.nii.ac.jp/records/2056209
要旨
日本語の「動詞連用形+名詞」で構成される[V+N]型複合名詞は「食べ物」「飲み水」のような名詞的意味を表すものが多いが,中には「買い物」「打ち水」のような動詞的意味を表すものも観察される。本稿では動作性を持つ[V+N]型複合名詞に着目し,その成立条件について考察した。その結果,動作性を持つ[V+N]型複合名詞の成立条件として,①VとNが「他動詞―目的語」関係である,②Vが[V+N]型複合名詞の主体クオリアで,かつ[V+N]には潜在的な目的クオリアが存在しない,③VかNを共有する動作性[V+N]型複合名詞が既存である,④[V+N]型複合名詞の表す動作が想起されやすい,⑤NがVの格成分でない場合,V以外にNと共起性の高い動詞が容易に推定できることが挙げられる。本研究は動作性を持つ[V+N]型複合名詞の研究に新たな示唆を与えるとともに,日本語学習者のこの型の複合名詞の習得にも貢献するものである。
主題
この書誌の出所
- openalex— W7145810823(2026-08-12取得)
引用キー: LIU2019VN