論文 ·日本語 ·未確認

A Particle Analysis of Idiomatic Expressions Containing “手 (te, hand)” Using the Balanced Corpus of Contemporary Written Japanese (BCCWJ)

Ji-Eun Lee

刊行年
2025-12-31
収録
『The Korean Journal of Japanese Education』 73(0) pp. 207-218
openalex
W7119031254
doi
10.21808/kjje.73.13
issn
1598-4311
URL
https://doi.org/10.21808/kjje.73.13

要旨

本研究は、『現代日本語書き言葉均衡コーパス(BCCWJ)』を活用し、「手」を含む慣用表現を助詞別に分類・分析することで、その意味的特性を体系的に解明することを目的とする。身体語彙、特に「手」を含む慣用表現は日本語において高い使用頻度数を示し、日常会話から専門的文脈まで広範に使用されている。しかし、その多義性と文脈依存性により、日本語学習者にとって習得が困難な項目の一つとなっている。本研究では、国立国語研究所とLAGO言語研究所が共同開発したオンライン検索システムを用いて、11の分野にわたる用例を助詞と品詞別に分類し、定量的分析を行う。コーパスから抽出された12種類の助詞のうち、出現頻度数3,000回以上の「が」「を」「に」「で」の4つの助詞に焦点を当て、「助詞+動詞」形態を中心に分析する。分析の結果、「手を」が18,142例(46.1%)と最も高い頻度数を示し、次いで「手に」11,983例(30.5%)、「手で」3,382例(8.6%)、「手が」3,178例(8.1%)の順となった。これらの高頻度数助詞の組み合わせは全体の76.6%を占めており、各助詞が「手」の意味拡張にどのように関与するかを明らかにした。本研究の知見は、コーパスに基づく実証的データを提供することで、日本語教育における慣用表現の効果的な教授法開発に寄与する。特に、文脈に応じた適切な表現選択能力を養うための教材開発や、学習者中心の指導法への実践的指針を示すことで、学習者の慣用表現に対する理解を深め、運用能力の向上を実現するものである。

主題

この書誌の出所

  • openalex— W7119031254(2026-08-12取得)

引用キー: Lee2025ParticleAnalysisIdiomatic

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