論文 ·日本語 ·未確認

ノルウェー語南東部方言のアクセントの再検討 -アクセント論の視点から-

Tatsuyuki Mimura

刊行年
2022-03-31
出版
National Institute of Informatics
言語
日本語
openalex
W7145951747
URL
https://muroran-it.repo.nii.ac.jp/records/2000037

要旨

ノルウェー語南東部方言では、語は主強勢を担う音節を必ず一つ有し、その音節には(主として)「低平調」(アクセント1/Acc1)と「下降調」(Acc2)の二種類の音調が現れる。従来の研究では第一音節に主強勢を有する二音節語に考察の対象がほぼ限定されており、アクセント音調の本質を捉えきれていなかった。これを踏まえて拙論(三村2005)では、先行研究に欠けていた多音節語や句、文の音調の精査を通じて、アクセント対立において真に弁別的な特性は主強勢に対する下降調の時間的な位置の差異であると結論づけた。しかし、その後の調査で明らかとなったAcc1 の音調の変異型が拙論の解釈案では説明することができないという新たな問題点が生じた。この問題点を解決すべく、本研究では、語よりも大きな構造体の音調を精査することで音韻論的に有意義ではない音調(広義イントネーション)の分離と理論的な位置付けを行い、その結果、アクセント対立において真に弁別的な特徴は主強勢を担う音節における下降調の有無のみである結論づける(Acc1: 下降無し; Acc2: 下降有り)。Acc1 を語彙レベルで下降調を指定しない「無標」と捉えることで、低平調以外にも現れうる音調の変異型の存在や、同系統の言語や諸方言との間の通時的なアクセント対応の説明が可能となる。

主題

この書誌の出所

  • openalex— W7145951747(2026-08-12取得)

引用キー: Mimura2022

書誌 34,896件 語別索引 17,251件 資源 113件 研究者 303名 JSON