論文 ·日本語 ·未確認
Qualitative Analysis of Verbal Fluency Tasks in Alzheimerʼs Disease and Mild Cognitive Impairment
Rina Mitsuto ・ Tsubasa Nishikoori ・ Kazumi Tatsukawa ・ Yukari Hashimoto ・ Makoto Miyatani
- 刊行年
- 2019-03-31
- 収録
- 『Higher Brain Function Research』 39(1) pp. 18-27
- 言語
- 英語
- openalex
- W3014276015
- doi
- 10.2496/hbfr.39.18
- mag
- 3014276015
- issn
- 1348-4818
- URL
- https://www.jstage.jst.go.jp/article/hbfr/39/1/39_18/_pdf
要旨
言語流暢性課題の得点がアルツハイマー病 (以下 AD) や軽度認知障害 (以下 MCI) の評価に役立つ指標であることがすでに報告されている。そして, 言語流暢性課題では反応の質的な分析を行うことで, 語彙検索機能や自己モニタリング機能について検討できる可能性がある。また, 語彙検索機能については, 検索の方略という視点から検討されているが, 英語話者を対象とした先行研究で扱われている方略は日本語話者にとって一般的とはいえないため, 日本語話者特有の方略に基づいて分析する必要がある。そこで本研究では, 日本語話者の AD と MCI の語彙検索機能と自己モニタリング機能の特徴を明らかにすることを目的とした。動物の名前を挙げる意味課題と「か」からはじまる語を挙げる文字課題を, AD と MCI, そして健常高齢者 (以下 NC) に実施した。語彙検索機能の評価には日本語話者特有の方略を考慮した上でクラスター数とスイッチ数を用い, 自己モニタリング機能の評価には, 産生語の重複エラー率と検査者への質問の有無の割合を用いた。その結果, 意味課題において AD では NC と比べてクラスター数とスイッチ数が少なく, 重複エラー率が高かったことから, 語彙検索機能と自己モニタリング機能の低下が示唆された。また, MCI では NC と比べてクラスター数とスイッチ数は少なかったものの, 重複エラー率には違いが示されなかったことから, 自己モニタリング機能に先行して語彙検索機能が障害される可能性が示唆された。
主題
この書誌の出所
- openalex— W3014276015(2026-08-12取得)
引用キー: Mitsuto2019QualitativeAnalysisVerbal