論文 ·日本語 ·未確認

Historical changes of preference for planting of hydrangea in Japan

Satoshi Osawa Eriko Arai

刊行年
2016-01-01
収録
『Journal of the Japanese Society of Revegetation Technology』 42(2) pp. 337-343
出版
JAPANESE SOCIETY OF REVEGETATION TECHNOLOGY
言語
英語
openalex
W2594938721
doi
10.7211/jjsrt.42.337
mag
2594938721
issn
0916-7439
URL
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsrt/42/2/42_337/_pdf

要旨

花木であるアジサイの植栽利用に関わる文献類の渉猟を行い,その植栽に対する嗜好の時代変遷を考察した。また,観光対象としてのアジサイ寺の成立時期について,文献・ヒアリング調査を行った。嗜好の時代変遷では,鎌倉時代頃から庭への植栽が普通となり,江戸時代にはアジサイの栽培・増殖法も記された出版物が発刊されるとともに,「花が多数群れ咲く」ことへの嗜好の萌芽が認められた。明治以降も庭への植栽は普通に行われており,またセイヨウアジサイの輸入が始まり,公園等に群植がなされていた可能性もあるものの,直ぐには今日のようなブームにはならなかった。この間,「アジサイと社寺」の関わりを示す資料が認められた。そして 1960年代以降になって明月院 (神奈川県鎌倉市) に群生するアジサイが多くの人の目に止まり,これまでには無かった新たな観賞価値がアジサイに付与され,今日的な嗜好が確立されたと考えられた。各地で植栽される観賞用の緑化植物の一つであるアジサイについて,「庭の花木」を経て「社寺の花」という文化を底辺に持ちつつ,今日の「群生する花の美」の価値が生じた過程を明らかにした。

主題

この書誌の出所

  • openalex— W2594938721(2026-08-13取得)

引用キー: OsawaArai2016HistoricalChangesPreference

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