論文 ·日本語 ·未確認
Syllabic (in Japanese) /Phonemic Jargon in a Case of Non-fluent Aphasia
- 刊行年
- 2017-03-31
- 収録
- 『Higher Brain Function Research』 37(1) pp. 23-30
- 言語
- 英語
- openalex
- W2795352419
- doi
- 10.2496/hbfr.37.23
- mag
- 2795352419
- issn
- 1348-4818
- URL
- https://www.jstage.jst.go.jp/article/hbfr/37/1/37_23/_pdf
要旨
重度非流暢性失語を呈するにもかかわらず, 流暢なジャルゴン発話を伴う状態が 1 年以上継続した 1 例を報告する。症例は左被殻出血後の 60 歳右利き女性である。発症 5 ヵ月時では重度運動性失語を呈していたが, 通常の発話では努力性で発話速度の遅い単語レベルの非流暢な発話であり, 場面によっては流暢なジャルゴン発話となるという二相性を認めた。このジャルゴンは構音明瞭な無意味音の羅列であり, 文法的機能語の分離が明らかではないことから音節性ジャルゴンないしは phonemic jargon の特徴と一致した。また課題場面より自由会話場面に出現頻度が高く, さらに難易度の高い課題や感情が高じた場面にも多く出現し, 他のジャルゴンタイプへ変化することなく徐々に頻度が減少し消失した。その場面特異性と消失過程から, 旺盛な発話意欲により語彙の回収や音韻選択・配列および文の生成がなされないまま音声表出が駆動されてしまったものであると考えた。
主題
この書誌の出所
- openalex— W2795352419(2026-08-12取得)
引用キー: SaitoMatsuda2017SyllabicJapanesePhonemic