論文 ·日本語 ·未確認
日本漢音における反切・同音字注の仮名音注・声点への反映について : 金沢文庫本『群書治要』鎌倉中期点の場合
- 刊行年
- 2002-07-01
- 出版
- Hiroshima University
- 言語
- 日本語
- openalex
- W1481596362
- mag
- 1481596362
- URL
- http://ir.lib.hiroshima-u.ac.jp/00014738
要旨
日本漢音資料中には、反切・同音字注から作り出された「人為的漢音」が存することが指摘されている。 しかし、そのような資料は、意外と少なく、経書訓点資料である高山寺蔵『論語』鎌倉期点には、「人為的漢音」が無いことがいわれていた。 本稿では、鎌倉時代中期加点の金沢文庫本『群書治要』経部を調査し、以下の点を明らかにした。 1. 日本漢音として一般的ではない「人為的漢音」が存する。 2. 声点による声調標示も、反切・同音字注を反映した部分がある。 3. 声点による濁音標示も、反切・同音字注を反映している。 本稿の検討の結果、経書訓点資料を一律に扱えないことが知られた。今後、各文献の調査を重ね、日本漢字音における反切・同音字注の役割を考察する必要がある。
主題
この書誌の出所
- openalex— W1481596362(2026-08-13取得)
引用キー: Sasaki2002