論文 ·日本語 ·未確認
The Indirect Involvement Constructions in Japanese
- 刊行年
- 2021-09-30
- 出版
- National Institute of Informatics
- 言語
- 日本語
- openalex
- W7164266343
- URL
- https://chuo-u.repo.nii.ac.jp/records/13534
要旨
現代日本語では,間接受身構文,間接的な授受構文,間接的な移動構文などの間接関与構文が発達している。本研究は間接関与構文の諸特徴を確認した上で,「無関係の動詞事象の実現に対する話し手の把握」という統一的な枠組みで本構文の成立原理を分析した。第1 章では用例から見られる間接関与構文の構文的,意味・機能的,文体的な特徴を概観し,間接関与構文は話し手の心の中で,起こった事態についての評価を表出する文脈に限定されることを説明した。第2 章では,間接関与構文の特徴を踏まえて,本構文の成立原理を「主観的把握」と助動詞・補助動詞の「方向性」の関係から解釈した。無関係な事態の主観的な関与は話し手側へ向かう「求心型」構文に適合することを指摘した上で,文法カテゴリーのヴォイスとモダリティの連関を論じた。第3 章では,中国語との比較から,日本語間接関与構文発達の原因や,「恩恵」・「被害」意味の実現ストラテジーに焦点を当てて,日本語事態把握及び文脈構築の特殊性を論じた。
主題
この書誌の出所
- openalex— W7164266343(2026-08-12取得)
- openalex— W7145922127(2026-08-12取得)
引用キー: Shi2021IndirectInvolvementConstructions