論文 ·用例に日本語 ·未確認
A Game-Theoretic Model of Referential Coherence and Its Statistical Verification Based on Large Japanese and English Corpora
Shun Shiramatsu ・ Kazunori Komatani ・ Kôiti Hasida ・ Tetsuya Ogata ・ Hiroshi G. Okuno
- 刊行年
- 2007-01-01
- 収録
- 『Journal of Natural Language Processing』 14(5) pp. 199-239
- 言語
- 英語
- openalex
- W2315153182
- doi
- 10.5715/jnlp.14.5_199
- mag
- 2315153182
- issn
- 1340-7619
- URL
- https://www.jstage.jst.go.jp/article/jnlp1994/14/5/14_5_199/_pdf
要旨
参照結束性 (referential coherence) は, 主題の連続性や代名詞化によってもたらされる, 文章の滑らかさを表す.では, なぜ参照結束性が高い表現/解釈が選択されるのだろうか.参照結束性の標準的理論であるセンタリング理論は, 従来, この行動選択のメカニズムをモデル化していなかった.本研究の目的は以下の2つである.(1) この行動選択原理をゲーム理論でモデル化した仮説 (Hasida1996;白松他2005) を, 複数言語のコーパスで検証すること.(2) ゲーム理論の期待効用という値が選択基準になり得るか確かめ, 様々な言語の談話処理で利用可能な表現/解釈の選択機構をモデル化すること.そのために本稿では, 意味ゲームに基づくセンタリングモデル (MGCM;Meaning-Game-based Centering Model) を多言語化した.具体的には, 言語依存パラメタの定義を統計的にし, コーパスからのパラメタ獲得を可能にした.本改良により多言語への適用が可能になったので, 日本語と英語のコーパスを用いてモデルを検証した.その結果, 参照結束性の高い繋がりを持つ発話では, 期待効用が高い表現/解釈が選択されているという統計的な証拠を得た.これにより, MGCMの言語をまたぐ一般性, すなわち, 「参照結束性はゲーム理論の期待効用原理によって引き起こされている」という仮説の言語一般性が示された.
主題
この書誌の出所
- openalex— W2315153182(2026-08-12取得)
引用キー: Shiramatsu2007GameTheoreticModel