論文 ·日本語 ·未確認
Building a Japanese Typo Dataset and Typo Correction System Based on Wikipedia’s Revision History
Yu Tanaka ・ Yugo Murawaki ・ Daisuke Kawahara ・ Sadao Kurohashi
- 刊行年
- 2021-01-01
- 収録
- 『Journal of Natural Language Processing』 28(4) pp. 995-1033
- 言語
- 英語
- openalex
- W4205086899
- doi
- 10.5715/jnlp.28.995
- issn
- 1340-7619
- URL
- https://www.jstage.jst.go.jp/article/jnlp/28/4/28_995/_pdf
要旨
文章執筆時に発生する誤字などの入力誤りは,解析誤りを誘発するため,入力誤り訂正を行うシステムは重要である.入力誤り訂正システムの実現には,学習データとして多量の入力誤りとその訂正ペアが必要であるが,公開されている十分なサイズを持つ日本語入力誤りデータセットは存在しない.これまで,Wikipedia の編集履歴からフランス語などで入力誤りデータセットが構築されてきた.先行研究の手法は,編集のあった単語の特定を必要とするため,単語分割が必要な日本語に直接の適用はできない.本研究では,Wikipedia の編集履歴から,単語単位ではなく,文字単位の編集を手がかりとして入力誤りの候補を取り出し,それらに対しフィルタリングすることで入力誤りを収集する.この手法で約 70 万文ペアの大規模なデータセットを構築し,さらに,構築手法を評価した.次に,得られたデータセットを用いて,入力誤り訂正システムを構築する.訂正システムは,事前学習 seq2seq モデルを用い,入力誤り訂正のみを学習するシステムと,漢字の読みの推定を同時に学習するシステムを構築した.前者と比較して,後者は漢字の変換誤りの訂正において精度が向上した.また,学習データに疑似入力誤りデータを追加して学習し,その精度変化を見た.最後に,他の校正システムと入力誤り認識精度の比較を行い,本研究のシステムの精度が高いことを確認した.
主題
この書誌の出所
- openalex— W4205086899(2026-08-13取得)
引用キー: Tanaka2021BuildingJapaneseTypo