論文 ·日本語 ·未確認
Roles of ACC and Glutathione during Breaking of Dormancy in Grapevine Buds by High Temperature Treatment.
Mitsunobu Tohbe ・ Ryosuke Mochioka ・ Shousaku Horiuchi ・ Tsuneo Ogata ・ Shuji Shiozaki ・ Hiroshi Kurooka
- 刊行年
- 1998-01-01
- 収録
- 『Journal of the Japanese Society for Horticultural Science』 67(6) pp. 897-901
- 出版
- Japanese Society for Horticultural Science
- 言語
- 英語
- openalex
- W2014835143
- doi
- 10.2503/jjshs.67.897
- mag
- 2014835143
- issn
- 0013-7626
- URL
- https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjshs1925/67/6/67_6_897/_pdf
要旨
ブドウの芽の休眠打破機構を明らかにするために,高温処理(45℃の温湯に4時間浸漬)による休眠打破過程でのアミノシクロプロパン-1-カルポン酸(ACC)およびグルタチオンの変化,ならびにグルタチオン処理による休眠打破効果について調査した.1.'デラウェア'枝中のACC含量およびエチレン生成量は,高温処理区では処理直後から処理後21日まで対照区を上回っていたが,萌芽後はどちらの値も減少し,対照区を下回った.2.高温処理区および対照区のグルタチオン含量は,処理後3日まで大きな差は認められなかったが,高温処理区の還元型グルタチオン(GSH)含量は処理後3日以降常に対照区よりも高い値を示した.また,高温処理区の酸化型グルタチオン(GSSG)含量は,調査期間中常に対照区よりも低い値で推移した.3.休眠枝にグルタチオン塗布処理を行うと,GSHは明らかに休眠打破効果が認められたが,GSSGでは萌芽率の低下が見られ,休眠打破は抑制された.以上の結果,ブドウの芽の休眠打破には,グルタチオンが酸化型(GSSG)から還元型(GSH)に変化することが重要な役割を担っており,エチレン生成経路で同時に生成されたシアンがGSSGからGSHへの変化を促進するのではないかと推察した.
主題
この書誌の出所
- openalex— W2014835143(2026-08-12取得)
引用キー: Tohbe1998RolesACCGlutathione