論文 ·日本語 ·未確認
Investigation of the Mechanism Underlying Kanji Non-Word Reading Deficit in a Case of Acquired Phonological Dyslexia
- 刊行年
- 2018-01-01
- 収録
- 『The Japan Journal of Logopedics and Phoniatrics』 59(3) pp. 237-244
- 出版
- The Japan Society of Logopedics and Phoniatrics
- 言語
- 英語
- openalex
- W2889809163
- doi
- 10.5112/jjlp.59.237
- mag
- 2889809163
- issn
- 0030-2813
- URL
- https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjlp/59/3/59_237/_pdf
要旨
音韻処理の障害がある音韻失読1例の漢字非同音非語の音読障害の障害構造を検討した.漢字の文字頻度に加えて,文字から音韻への対応がどの程度一貫しているかを示す読みの一貫性に基づき,漢字非同音非語の音読成績を比較した.本例は,低頻度漢字で構成された非同音非語の音読において,読みの一貫性が低い非同音非語の音読成績が最も低かった.また,高頻度漢字で構成された非同音非語の音読では,非同音非語と形態的に類似する語彙化錯読が多く出現した.これらの結果から,本例の漢字非同音非語の音読障害の障害構造には,文字(列)から音韻(列)への変換障害が存在すると考えられた.さらに,本例では漢字の読みの一貫性や文字頻度が漢字非同音非語の音読成績に影響していることが示唆された.以上から,日本語話者の音韻失読例では,仮名のみならず文字属性を統制した漢字非同音非語の音読を用いた評価も必要であると考えられた.
主題
この書誌の出所
- openalex— W2889809163(2026-08-12取得)
引用キー: Uema2018InvestigationMechanismUnderlying