論文 ·日本語 ·未確認
スペイン語の代名動詞と日本語の漢字二字熟語サ変動詞(~する)との対照研究 ―目的語要素組込による自動詞形成について―
- 刊行年
- 2026-03-30
- 出版
- National Institute of Informatics
- 言語
- 日本語
- openalex
- W7163293454
- URL
- https://takushoku-u.repo.nii.ac.jp/record/2000471/files/gk0154_05.pdf
要旨
スペイン語の代名動詞は,主語とは別に,動詞と人称・数の一致をする主格ではない人称代名詞を伴い,ヒト,動物,事物などの主語が主語自体を客体とする認識や行為,動作を表す。「主語が主語自体に何らかの行為を及ぼす」という文意を形成する用法が主要な用法と位置付けられることからか,本邦では再帰動詞(verbos reflexivos)と呼ばれることが多い。一方,スペイン語の総記的定義をみると,再帰代名詞を伴うことから代名動詞(verbos pronominales)という名称が一般的である。本研究は,再帰代名詞が動詞の目的語となることで,他動詞の意味を自動詞の意味に転換する点に着目し,日本語には「自己紹介する」や「自殺する」など,それほど多くの類似例が無いと思われているスペイン語の「再帰」動詞と日本語の[漢字二字熟語+する]というタイプのサ行変格活用動詞との比較を行い,一般に再帰と呼ばれている事象を「動詞の内部に目的語を取り込む」という観点から再検討し,他動詞を自動詞に転換する要素の日西対照を試みることによって,スペイン語と日本語との目的語要素組込による自動詞形成における類似点を明らかにする。
主題
この書誌の出所
- openalex— W7163293454(2026-08-12取得)
引用キー: YASUTOMI2026