論文 ·対照・比較 ·未確認

中国語方言韻律研究の言語類型地理論的課題

Kenji Yagi

刊行年
2019-03-31
出版
National Institute of Informatics
言語
日本語
openalex
W7163615178
URL
https://kokushikan.repo.nii.ac.jp/record/14194/files/1884_944X_029_02.pdf

要旨

2 4 )。橋本萬太郎 ( 1 9 7 8 ) は研究の視野を言語の普遍性の追求から言語の通時的変 化の説明にも広げ、地理的連続性の観点を導人し言語類型地理論を提唱した。橋本の考 察は中国語方言を中心としたものであったが、特に中国語の形成過程におけるアルタイ 系言語の影響が示されたことは大きな反響を呼んだ。個々の議論については特に文献的 な言語史学の立場から批判が多く(劉丹青 2 0 0 3 、石村 2 0 1 7など)、さらに多くの言語事 実の検討と議論の深化が必要である。しかし、言語形成における通言語的影響の解明は すでに璽要な研究課題となっており ( E n d o2 0 1 2 )、個別言語の形成において通言語的接 触がどのような過程を経て、どの程度の影響を及ぽしたのかといった事柄の解明が待た れている。 本論では近年の言語地理学的研究成果を踏まえ、まずユーラシア大陸における語順類型 の分布状況を見た上で、橋本の提起した北方型と南方型の語順が中国語方言内部において 連続的に分布するという状況が現在でも成り立っていることを確認し

この書誌の出所

  • openalex— W7163615178(2026-08-13取得)

引用キー: Yagi2019

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