論文 ·日本語 ·未確認
Disaster medicine and its clinical practice.
- 刊行年
- 1995-01-01
- 収録
- 『Nihon Kyukyu Igakukai Zasshi Journal of Japanese Association for Acute Medicine』 6(4) pp. 295-308
- 出版
- Japanese Association for Acute Medicine
- 言語
- 英語
- openalex
- W1978907833
- doi
- 10.3893/jjaam.6.295
- mag
- 1978907833
- issn
- 0915-924X
- URL
- https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjaam1990/6/4/6_4_295/_pdf
要旨
「災害医療」と「救急医療」との決定的な相違点は,前者が限られた人的,物的資源のなかで,一時的かつ多数発生した傷病者を,一人でも多く救命しなければならないことにある。これには確実なトリアージが不可欠となる。限られた医療従事者に対して多数の患者が殺到し,周囲の状況が刻々と変化するなかで治療の中心となる救急医は,柔軟な対応が強く望まれる。大災害では,負傷者が同時に多数発生するため,単に各地域ごとに救急病院があるということだけでは対処しきれない。各省庁などの国レベルと都道府県,市町村レベルとの縦割り行政や消防署間などとのネットワークを円滑に機能させることが必須である。また,救出救助期では1分遅れると死者一人が増え,1分早ければ一人助かるといわれている。阪神・淡路大震災では県庁,市役所が被害を受け,そのうえ情報の混乱や交通渋滞も加わり,災害の初動における教訓は多かった。今回の大震災発生以降は,これまでほとんど顧みられることのなかった災害医学・災害医療について真剣な議論がなされ,具体的な取り組みの必要性が認識されるようになってきた。筆者はこれまでの多くの災害派遣経験を踏まえて災害医学の考え方,災害医療のあり方について述べてみた。
主題
この書誌の出所
- openalex— W1978907833(2026-08-12取得)
引用キー: Yamamoto1995DisasterMedicineClinical