論文 ·日本語 ·未確認

日本語と韓国語における音節数の借用漢語への影響

SATO Yutaka Yutaka S. Sato

刊行年
2016-03-31
収録
『ICU日本語教育研究』 pp. 3-14
出版
国際基督教大学
crid
1390009225424896256
uri
https://icu.repo.nii.ac.jp/records/4464
naid
120006479484
issn
18800122
doi
10.34577/00004316
openalex
W7144119597
URL
https://cir.nii.ac.jp/crid/1390009225424896256

要旨

本論文は、中国語からの借用形態素からなる日本語および韓国語の動詞・形容(動)詞 のうち、それぞれ最も高頻度の千語を選び、漢語語基の漢字数によりどのような比率の 違いがあるかを検証し、2 漢字の語基が90%前後を占め、1 漢字の語基は非常に少数で あることを示した。この違いに関して、本論文は、言語接触の知見から、名詞は最も借 用語となりやすく、動詞は借用されにくいこと、また、中国語学の知見から、中国語の 1 音節動詞は、ほとんどが対応する名詞を持たず、2 音節動詞は多数が対応する名詞を持 つことを指摘し、2 漢字語基は名詞と見なされて日韓語に借用され、1 漢字は名詞と見 なされず、ほとんど借用されなかったと説明する。また、これらの動詞の漢語語基が後 続する動詞から分離可能かどうかを調べ、1 字の漢語語基は殆ど拘束形態素と見なされ、 2字の漢語語基は殆ど全て自由形態素であることを示した。この結果は殆どが2字漢字 からなる「動名詞」を名詞として扱う立場を支持するものである。

主題

この書誌の出所

  • cinii— 1390009225424896256(2026-08-12取得)
  • openalex— W7144119597(2026-08-12取得)

引用キー: Yutaka2016

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