論文 ·日本語 ·未確認
An Attempt to Develop Intercultural Communication Competence through CLIL: Based on the Goal of the “Japanese Culture Studies” Subject at Chinese Universities
- 刊行年
- 2023-05-31
- 収録
- 『The Korean Journal of Japanese Education』 63 pp. 57-72
- 言語
- 英語
- openalex
- W4380318069
- doi
- 10.21808/kjje.63.04
- issn
- 1598-4311
- URL
- https://doi.org/10.21808/kjje.63.04
要旨
中国の大学における日本語専攻教育の中に文化教育と位置づけられている科目「日本事情」の目標は言語と文化との融合による異文化間コミュニケーション能力の育成にある。政策文書や先行研究をまとめると, この異文化間コミュニケーション能力は中日両国の文化に関する知識や, 文化の背後にある人々の考え方や価値観への理解も含まれる文化理解能力といった文化に関する能力及び, 文字·語彙, 文法などの日本語基礎能力や, 聞く·書く·話す·読む·訳すといった言語に関する能力であると定義できる。しかし, 現場での「日本事情」では, 日本に関する文化知識の伝授型授業が多く, この異文化間コミュニケーション能力育成という目標に寄与した授業が求められる。本稿では,この目標に合わせた授業として, 「内容言語統合型学習」 (Content and Language Integrated Learning: CLIL)による「日本事情」授業改善の可能性について, CLIL誕生の背景や授業の特徴といった点から論じた。そして, CLILが中国の大学における「日本事情」科目の目標の実現に資するかどうかを検証するため, CLILに基づく授業を再構築, 実践を試みた。実践後のアンケート調査の結果, 学習者は, CLILによる授業が文化および言語に関する能力の両方に役立ったと肯定的に評価していることがわかった。よって, 「日本事情」科目の目標を達成するには, CLILが有用である可能性が高いと示唆される。
主題
この書誌の出所
- openalex— W4380318069(2026-08-12取得)
引用キー: Zeng2023AttemptDevelopIntercultural