論文 ·対照・比較 ·未確認

北琉球奄美大島湯湾方言の名詞・代名詞複数形の機能とその通言語的な位置づけ

新永 悠人

刊行年
2020
収録
『言語研究』 157(0) pp. 71-112
出版
日本言語学会
言語
日本語
crid
1390005506381599616
ndl_bib_id
030709527
uri
http://id.ndl.go.jp/bib/030709527
naid
130007952941
issn
00243914
doi
10.11435/gengo.157.0_71
ndl_bib
030709527
jstage_journal
gengo
URL
https://cir.nii.ac.jp/crid/1390005506381599616

要旨

<p>本稿では湯湾方言(琉球諸語の1つである奄美語に属する)の複数形が持つ諸機能に注目し,それを世界の諸言語の複数形が持つ「特殊な機能」(Corbett 2000: 234)と比較・考察した。湯湾方言の複数標識は,簡単に言えば,日本語標準語の「たち」だけではなく,「など」に相当する機能も持っている。このような現象を通言語的な視点から整理するために,本稿では「意味地図」(semantic map)という方法論を用いた。その際,単数,双数,複数などのような「数の区分の意味」(number values)と,累加,連合,などの「数の区分以外の意味」(non-number values)を分けて捉えることによって,諸言語の複数形が持つ「特殊な機能」が意味地図上で比較考察できるようにした。その結果,従来の研究では区別されていなかった「集合的例示」と「選言的例示」の区別,および複数形が実質的に1人の対象を指す用法のうち,いわゆる「尊敬複数」(polite plural)とは異なる「否定的・単独的例示」の通言語的な価値を明らかにした。</p>

主題

この書誌の出所

  • cinii— 1390005506381599616(2026-08-12取得)
  • ndl— 030709527(2026-08-12取得)
  • jstage— 10.11435/gengo.157.0_71(2026-08-12取得)

引用キー: 新永2020北琉球奄美大島湯湾方

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