論文 ·日本語 ·未確認
川田貞治郎の「教育的治療法」における国語教育について
- 刊行年
- 1991
- 収録
- 『特殊教育学研究』 28(4) pp. 1-13
- 出版
- 一般社団法人 日本特殊教育学会
- crid
- 1390282679630185600
- ndl_bib_id
- 3395531
- uri
- http://id.ndl.go.jp/bib/3395531
- naid
- 110006784527
- issn
- 03873374
- doi
- 10.6033/tokkyou.28.1_4
- URL
- https://cir.nii.ac.jp/crid/1390282679630185600
要旨
戦前の「精神薄弱」教育における国語教育の一つに、川田貞治郎が1919(大正8)年に創設した藤倉学園(「精神薄弱」児者施設)の実践がある。本研究は藤倉学園の国語教育を、実践記録である『教授ノート』(1926-1943)や川田貞治郎の論文などをもとに、その実態を明らかにし、それを現在の国語の教育内容面からの考察を通して、この国語教育のもつ意義について検討する。川田は「精神薄弱」児者の教育と研究に尽し、その課題は「教育的治療法」の実践とその体系化であった。この「教育的治療法」の中で教科指導に位置づく国語教育の内容は、話しことばの指導・書きことばの指導・読み方指導・作文指導・話し方指導に分けられる。これらの指導は具体的であり、科学性や普遍性がみられる。特に入門期の文字指導において、(1)音声指導の重視、(2)日本語の特性にもとづいた「音節法」、(3)運筆練習などは、すぐれた実践であった。同時に、こうした実践はペスタロッチ(Pestalozzi,J.H.)・ウシンスキー(Ушинский,К.Д.)・シュタイナー(Steiner,R.)の国語教育の取り組みと共通性をもっていた。
主題
この書誌の出所
- cinii— 1390282679630185600(2026-08-13取得)
引用キー: 高村1991川田貞治郎の教育的治